イングランド南部

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イングランド南部は、オックスフォード、ブライトン、カンタベリーなどの著名な町を含む、ロンドンに近いエリアです。

イングランド南部
England South

<地域概要>

イングランド南部 ロンドンの南と西を取り囲むような位置付けの、イングランド南部は、イングランドの地域分け(リージョン)では南東部と呼ばれており、実際もブリテン島の南東部が該当します。ロンドンに近いだけでなく、大陸ヨーロッパにも面しているため、昔から開かれた印象の強い土地柄です。一部はロンドンへの通勤圏ですが、ロンドンの付属のように思われたくない独立心の強い、個性的な自治体も揃っています。
 全般的にそこそこ人口密度もありますが、圧倒的に大規模な都市はなく、都市人口ではサウスハンプトンが最大です。語学学校が多い都市はオックスフォードブライトンが双璧で、前者は内陸の歴史・学園都市の代表、後者は海浜リゾート都市の代表です。それ以外にも点々と数校程度の学校がある都市が沢山あり、その多くが歴史のある内陸都市(カンタベリーなど)か、海浜都市です。海浜都市のうち、ポーツマスサウスハンプトンは、リゾートというより港湾都市で、その他はビーチのあるリゾート都市が多いです。その他、実質ロンドン郊外の衛星都市になっているエリアにも多少の語学学校があります。ロンドンに近いこともあり、地域差はあるものの、概して地価が高く、それを反映してか、生活費はロンドン以外のイングランドでは高めです。その中でも地域差、都市差はかなり見られます。
 東はケント州で、ドーバー海峡を介してフランスと向き合っており、大聖堂で有名な世界遺産都市カンタベリーがあります。カンタベリー周辺の海岸沿いやブライトン以東の南海岸には、比較的小規模で落ち着きのある古くから知られる海浜リゾート都市が点在しており、そういった町の多くに学校の一つか二つぐらいは見られます。内陸にリーズ城という有名な古城がありますが、イングランド北東部の大都市リーズとは全く別物ですのでご注意。
 ブライトン以西はリゾート感はやや弱まります。地域の南西端はハンプシャー州で、サウスハンプトンポーツマスという2つの主要港湾都市があり、合わせて一つの都市圏を形成しています。それより西はニュー・フォーリストと呼ばれる比較的田舎らしい地域で、超えれば南西部のボーンマスへと続きます。その他、語学学校はありませんが、ワイト島という身近で人気の離島があります。
 他方、このリージョンの北西部は、ロンドンから見ても北西に当たる内陸州、オックスフォードシャー州です。比較的地味で、著名な学園都市オックスフォードを除くと注目を浴びる都市はあまりありません。
 色々な都市や地域があり、一口に語ることはできませんが、共通しているのはロンドンへの楽々日帰り圏という点でしょうか。ロンドンに近い分、人口の巨大な集積はロンドンに吸い取られているのか、大都市はなく、また重工業が大規模に発達した産業都市は少ないです。その分、イングランド中部・北部に比べれば、中小規模の都市数が圧倒的に多いです。語学学校のある都市もかなり多いので、多少マイナーな都市まで手を広げて探すと、色々な所が候補に挙がる地域です。


<イングランド南部の主な都市>

ブライトン・アンド・ホーヴ Brighton and Hove

イギリス留学サイト(ryugaku-uk.com)掲載の語学学校:ブリティッシュ・スタディー・センター・ブライトン / イングリッシュ・ランゲージ・センター・ブライトン / EC・ブライトン

 一般には単にブライトンとしてより広く知られますが、正式名は、ブライトン・アンド・ホーヴです。その理由は、かつては別の自治体だった、隣り合うブライトン地区とホーヴ地区が、合併して一つの自治体になっているからです。ブライトンとホーヴに、はっきりした違いはなく、町は連続していますが、しいて言えばブライトンは中心部が商業地区で活気があり、ホーヴと言えば閑静な高級住宅街のイメージが強いです。
 ブライトンは、首都ロンドンの真南にあり、ロンドンから最も近い一級の海浜リゾート都市として、ロンドンの富裕層が週末を過ごす所というイメージもあり、国際的にも知名度は高いです。ただ、大都市ではなく、英国の都市の人口順位ではそれほど上位に来ません。観光客やリゾート客、学生など、色々な人が歩いていて賑わっているのは確かですが、それは海沿いの一角だけで、ちょっと裏へ入れば意外と閑静な住宅地であり、さらに離れれば田舎らしい風景も見られます。また、中心部の一部を除けば、海岸沿いから一歩内陸に入るだけで閑静な住宅地が広がっているため、とりわけホーヴ地区の学校であれば、徒歩圏内のホストファミリーも結構あります。
 ただ、ロンドンへ通勤も可能な距離であり、かつ街自体の価値も高いだけに、地価の高さは致し方なく、それを反映して授業料やホームステイ費、アパート代などは高めです。ロンドン楽々日帰り圏の南海岸のリゾート都市が希望だけど、ブライトンの華やかさや利便性にそこまでこだわらないという人は、東西に少し移動して、イーストボーンなど、近隣の町にすると、同じ内容・条件で、留学費用が1割前後安くなります。

  ブライトン・アンド・ホーヴ  ブライトン・アンド・ホーヴ""  ブライトン・アンド・ホーヴ""


カンタベリー Canterbury

イギリス留学サイト(ryugaku-uk.com)掲載の語学学校:コンコルド・インターナショナル

 英国国教会(チャーチ・オヴ・イングランド)の総本山であるカンタベリー大聖堂が、ど真ん中に堂々と聳え立つ町、カンタベリーは、それゆえ一年中観光客が多く、明るく賑やかで活気もあります。しかし都市の規模としては小さく、中心部は歩いて一回りできます。大聖堂以外にも適度な観光名所や史跡があるので、観光を兼ねた短期留学にも向きますが、都市としては小規模で日常生活が概ね徒歩圏内で賄える利便性の良さから、長期留学にも手頃です。一部に観光地価格はあるものの、小さな町なので、生活費も比較的手頃です。
 ここまで来ると、ドーヴァーなどを有する小さな半島の先端に近く、直線距離ではロンドンよりフランスの方が近いです。海まで数キロの近さながら、海沿いの町ではないので、毎日海を見たい人は近くの海辺の町を選んだ方がいいかもしれませんが、天気の悪い冬の日などは、一歩内陸のこの町の方が、海風の影響が少なく、過ごしやすいことが多いです。いずれにしても、近隣のあちこちの港町に午後からでも気軽に遊びに行ける立地であり、またロンドンへも、部分的にユーロスターの通る高速鉄道を通る列車があるため、距離の割に短時間で行けます。

  カンタベリー  カンタベリー  カンタベリー


ヘイスティングス Hastings

 南海岸に東西2つの州を持つエセックス。その一番東寄りにあるビーチリゾートを兼ねた都市が、ヘイスティングスです。現在の人口は約9万。他の多くのシーサイド・タウン同様、もともと漁村でしたが、19世紀、とりわけ鉄道開通後に、当時の流行もあり、住みやすさ、環境の良さを求めて移住する人で人口が急増し、都市になりました。エセックス南海岸の各都市と比べると、ブライトンが大きく華やかで、イーストボーンが優雅で落ち着いているとすれば、こちらはいくらか庶民的で、飾り気のないリゾートといった感じでしょうか。起伏が結構あり、海に丘が迫っています。語学学校もパラパラと存在しますが、数ある海辺のリゾート都市の中ではあまり目立たない街です。

  ヘイスティングス  ヘイスティングス


イーストボーン Eastbourne

イギリス留学サイト(ryugaku-uk.com)掲載の語学学校:イングリッシュ・ランゲージ・センター・イーストボーン / LTC・イーストボーン

 ブライトンから少し東へ寄った海浜都市の一つ、イーストボーン。イギリス人にとってのこの町のイメージは、引退した裕福なお年寄りが老後をうゆったりと過ごすのに最適な街です。それゆえ、若い人が遊ぶ場所がなく退屈な所、という偏見を持つ人もいますが、実際に行ってみればそんなことはなく、こう言っては何ですが、少子高齢化の進む日本の地方都市に比べれば、ずっと若い人も多く歩いています。
 イーストボーンは、ロンドンまでの鉄道・バスでの時間距離がブライトンより約30分余計にかかります。この30分は、毎日通勤するには大きな差で、さすがにイーストボーンとなると、毎日ロンドンへ通っている人はあまりいません。しかし、たまにロンドンに遊びに行ければいいのであれば、土日の日帰りはもちろん、平日でも例えば授業の後に出かけて夕方のコンサートに行ってその日のうちに戻ることぐらいは可能。よほどしょっちゅう行くのでなければ、かかる交通費も生活費の安さで帳消しできてお釣りがきます。普段はのんびりした環境で落ち着いて勉強し、留学費用も節約したい、海も好き、しかしたまに刺激は欲しいのでロンドンなどにも遊びに行きたい。そんな人に最適な町の一つです。

  イーストボーン  イーストボーン


ギルフォード Guildford

イギリス留学サイト(ryugaku-uk.com)掲載の語学学校:ギルフォード・カレッジ

 ギルフォードは、ロンドンの南西にあり、ノンストップの快速列車であれば最速30分という、ロンドンのベッドタウンでもある町です。イギリスで最も平均所得が高い裕福な州と言われるサリー州にあり、それを象徴するような豊かな町と言われています。大聖堂を有する古都であり、見どころもありますが、通常の観光客は大概素通りしてしまいます。今はロンドンに近い地の利を活かした商業都市として発展しており、世界の著名企業がいくつもオフィスを置いています。

  ギルフォード  ギルフォード


オックスフォード Oxford

イギリス留学サイト(ryugaku-uk.com)掲載の語学学校:オックスフォード・ハウス・カレッジ / オックスフォード・スクール・オヴ・イングリッシュ

 ケンブリッジと双璧をなす、言わずと知れた学園都市、オックスフォード。ロンドンから列車で1時間という距離も手頃です。知名度抜群なので、当然、留学先として非常にメジャーであり、語学学校も沢山あります。イギリス地方都市の中では、物価や住居費は高く、また語学学校の授業料も、オックスフォードというブランドゆえ、概して高めです。授業料が高い分、授業や先生の質も高いかというと、そうはっきり言えるわけではありません。オックスフォード大学は有名でも、オックスフォードの語学学校に通えば、他の都市より英語が伸びる、などということはありません。
 それでもオックスフォードに大勢の語学留学生が集まり、語学学校が繁盛している理由は、もちろん一つは一級の学園都市というブランドです。しかし、それ以外の側面としては、この都市は歴史的な見どころも多く観光地としても栄えていること、有名なオックスフォード大以外にも大学が多い学園都市で、学生の町としての楽しみや交流があること、そして、コッツウォルズの玄関口でもあり、休日にコッツウォルズを訪れたい人にとっての拠点として最適であること、などがあるでしょう。一部に日本人が多いという噂もありますが、それは全くのデマ、と言っては言い過ぎですが、決してそんなことはありません。というのも、オックスフォードを目指す語学留学生は日本人だけではなく、知名度は世界中に知れ渡っています。むしろ語学学校の数が多い分、その時々のタイミングで探せば日本人が全然いない学校も、見つかりやすいぐらいです。
 近郊にも目を向ければ、北の郊外には世界遺産指定のブレナム宮殿があります。また西側一帯が有名なコッツウォルズであり、オックスフォードもコッツウォルズ観光の拠点都市の一つとされています。

  オックスフォード  オックスフォード  オックスフォード


ウィンチェスター Winchester

イギリス留学サイト(ryugaku-uk.com)掲載の語学学校:ウィンチェスター・スクール・オヴ・イングリッシュ

 サウスハンプトンポーツマスという二大港湾都市をかかえるハンプシャー州の州都でありながら、それらより人口の少ない小ぢんまりした内陸の都市が、ウィンチェスターです。ローマ時代から開け、9世紀にはイングランドの首都だったという由緒ある歴史都市であり、今もゴシック様式の立派な大聖堂が街の中心にあり、観光客も多く訪れます。
 しかし、大聖堂と駅の間に小ぢんまりした繁華街があるものの、規模は小さく、ちょっと外れるとすぐ閑静な住宅街どころか、農村にもたどりついてしまいます。駅、市街地、学校、ホームステイ先が全て徒歩圏内でしか成り立たない街です。港湾都市が産業革命でも発展したのに対し、ここにはそれがなかったため、移民も少なく、イングランドらしさとイングランド人の誇りが強く感じられる都市の一つでしょう。
 ロンドンは列車で1時間、便数も多く、気軽に出かけられます。それよりずっと近い最寄のショッピングタウンはサウスハンプトンで、ちょっと気分転換で行ける違うタイプの街がこう身近にあるのも、なかなかいい立地だと言えるでしょう。

  ウィンチェスター  ウィンチェスター


ポーツマス Portsmouth

イギリス留学サイト(ryugaku-uk.com)掲載の語学学校:LSI・ポーツマス / メリディアン・スクール・オヴ・イングリッシュ

 ポーツマスと言えば、日本人にとっては、必ず歴史で習う、日露戦争終結時(1905年)の「ポーツマス条約」が真っ先に思い浮かぶことでしょう。しかし誤解しないでいただきたいのですが、そのポーツマスは、アメリカのニューハンプシャー州、そしてこちら、元祖である英国のポーツマスは、ハンプシャー州にあります。州名・都市名とも、こちらが元祖です。
 ポーツマスのイメージは、まず何と言っても軍港です。実際、今も英国海兵隊の司令部があり、造船所がある港湾都市としての機能が強い都市であり、海軍基地関係の雇用がこの都市最大の主要産業になっています。それゆえに、日本の舞鶴市と姉妹都市提携を結んでいます。次いで2万もの学生が学ぶポーツマス大学を初めとした学園都市としても知られ、若年層の人口も高くなっています。
 そんな都市ですが、街を歩いても軍港のものものしさはなく、明るく適度に開けた、そして市街地がコンパクトにまとまった街であり、治安も比較的良い方です。このクラスの人口を有する都市としては珍しく、語学学校が市街地に固まり、ホストファミリーの多くも徒歩圏内にあるなど、コンパクトな都市であることに、意外感を持つ人も少なくないでしょう。物価水準や生活費は、イングランドの平均レベルでしょう。
 ポーツマスの市街地は、厳密に言うと英国本土ではなく、ポートシー島という島です。ただ、何本もの道路橋と鉄道で結ばれているため、もとより離島というイメージなどは全くありません。本当の離島はここからフェリーで渡るワイト島で、ポーツマスから半日で遊びに行って戻れる人気観光地になっています。ちなみにワイト島は、橋で結ばれてない島で、鉄道のある島としては、欧州最小です。
 ブリテン島の南海岸は、良質なビーチのあるリゾート都市が続く、というイメージが濃いものの、ポーツマスからサウスハンプトンにかけては例外で、海水浴に適する砂浜はあまりありません。それでも市街の外れにいくぶん小規模なビーチがあり、市民の憩いの場になっています。

  ポーツマス  ポーツマス  ポーツマス


サウスハンプトン Southampton

 英国の南海岸で人口最大の都市は、有名なブライトンでも語学学校最大密集地であるボーンマスでもありません。その答えがここ、サウスハンプトンです。飛行機以前の時代には、スペインなど各地への旅客船が発着した港湾都市で、1世紀前、大西洋を渡る豪華客船タイタニック号もここが出発地でした。今も英国の貿易港としてのシェアは高いですが、国際定期旅客船はもはやありません。お隣のポーツマスと合わせて南部地方における一つの広域都市圏を形成しており、小さな空港もあります。
 お隣の軍港ポーツマスに対し、こちらは大型商業港ですが、いずれにしても、どちらもビーチリゾートとは違った港湾都市。しかしポーツマスに比べるとサウスハンプトンは観光ガイドブックにもにもあまり出てこないので、つまらなそうな近代都市の印象があるのは、ある程度は仕方ありません。ですが大都市ゆえ、ショッピングの魅力は大きく、充実しています。

  サウスハンプトン  サウスハンプトン


<イングランド南部・その他の都市・地域>

 ロンドンにも近くてイングランド人の間でもメジャーなエリアといえる南部ですが、意外にも大都市がほとんどありません。逆に町村レベルよりは人口の多い小都市の密度が濃く、挙げなければならない町の数は結構沢山あります。
 とりわけ南東部のケント州には、小さな語学学校が一つあるかどうか、ぐらいの海浜リゾート都市が点在しています。いくつか名前を挙げると、マーゲート(Margate)、ラムズゲート(Ramsgate)、フォークストン(Folkestone)などで、内陸都市カンタベリーを取り囲むように存在しています。きっと名前は誰でも知っているドーヴァー(Dover)も、そういった海沿いの都市ですが、ここは港湾都市であり、市内にはリゾート感はありません。
 人口だけで見れば、実質ロンドン郊外のベッドタウンであり、それゆえ都市人口が増え続けている、レディング(Reading)などが大きいです。その近くにはエリザベス女王の別荘であるお城が有名なウィンザー(Windsor)があります。



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